コサージュとは
コサージュとは、相手に喜びの心を伝えたい時につける小さな花飾りのことで、生花や造花のブローチタイプの装飾品です。また、コサージュは本物の花を細い針金やテープでまとめて飾れるように形を整え、リボンやチュールを添えたりもします。
コサージュは、もともとフランスのもで、古くは花の種類、色合い、素材に細かいしきたりがあったそうですが、現在では季節感を大きく外さない限り、似合うものを好きにコーディネートして大丈夫です。
コサージュは、結婚式 卒業式 卒園式 入学式 入園式 パーティー 二次会などの、主にフォーマルな装いにあわせ、胸や腰、肩につけて、お洒落を演出します。
現在、コサージュは本物の花の他にも、布を束ねて花に見立てたり、レザークラフトで花の形にしたりして、飾る場所もこだわらずに帽子やバッグのアクセサリー、またブローチ代わりにショールやスカーフの留め具としたり、幅広く活用されています。
コサージュを付ける位置
コサージュは 一般的には「左側」に付けます。
コサージュを付ける位置は「左側の少し高い位置」で、左胸のやや上の方、首に近いところに付けるのが正式とされています。理由は、人の視線は右に抜けるという特徴があるといわれているからです。そして、よりスタイル良く見せたり、欠点から視線をそらす効果として高めの位置に付けます。例えば、テーラードジャケットなら、左襟の部分の鎖骨周辺に付けて、ノーカラージャケットなら左側の鎖骨下あたりに付けます。そして、個人差がありますので鏡の前で微調整する必要があります。
現在では衣裳のデザインが様々になっている事もあり、コサージュを付ける位置も特に決まりはありません。衣裳のデザインによっては右胸に付けたり、ウエストに付けたりすることもあります。また、パーティーではスカーフやショールを留めるブローチ代わりとして使用したり、バックや帽子、髪に付けたりすることも多くなっています。
コサージュの選び方（大きさ・色）
コサージュの大きさは、入学式や卒業式などのフォーマルな場所では８～10cm位の控えめなもので、パーティーなどの華やかな場所では11～14cm位のボリュームのあるもので、装飾も華やかなものを選ぶと良いと思います。
入学式や卒業式などのフォーマルなシーンで使用するコサージュの色は、スーツの色やデザインにもよりますが、ピンクベージュ・グレイッシュピンク・ペールブルーなど。柔らかいソフトな色がお薦めです。
黒系のスーツの場合は、淡く明るい色を選びます。華やかさがアップするのでおすすめします。ベージュ系や淡い綺麗な色のコサージュなら、入園式や入学式にも兼用できます。
アイボリー・クリーム・などは黒系のスーツに良く合い、落ち着いた中にも華やかさが出ます。また、コサージュの素材はシルクを選ぶと上品で、シルクサテンなども光沢があり華やかさを増してくれます。
コサージュを購入する場合は、ワンポイントのシンプルなものを選ぶと結婚式のお呼ばれの席など、色々なシーンでも使えて重宝します。
コサージュにステム（茎）が付いてる場合
フォーマルや未婚の人は『茎の部分が上、花びらが下』など、様々な見解がありますが、結論から言うと、現在は正式な決まりはありません。また、留める金属ピンの上向き・下向きも決まりはありません。 どちら向きでも良いということです。
コサージュがきれいに見えて、つけている人がよりキレイに見える向きを選んで
つける事をお勧めします。
それでも迷っている場合は、参考として、コサージュは相手側から見て、茎が見えず、少し花部分が上に向いている方が美しく見えます。比較的背が高い人は、茎を上向きにして取り付けると、相手側からコサージュの茎が見えにくくなるので、キレイに見えるという考え方もあります。
また、フェザーやリボンなどが付いているもの、カジュアルな小さい花束のタイプでしたら、花が上茎が下、茎はまっすぐ下でもよいと思います。
※どちらにしても、絶対という決まりが特に無いので、個人的な考えになりますが。
コサージュが上手く付かない場合（安定しない時）
コサージュを付ける時にはコサージュ自体をフラフラさせずにスーツに安定させて付ける事が大切となります。
コサージュを薄手の服に付ける時や、ブローチピンだけでは、どうしてもコサージュが安定しない場合は、服の裏側にフェルトなどのあて布をするとよいです。そして、それでも２つ折にしてあててみて下さい。更に、それでも安定しなければ、安全ピンなどで安定する箇所を固定して下さい。
※ブローチピンを服に通したくない方は、金具にクリップがついたWコサージュピンを使うのをお勧めします。
コサージュをストールにつける時のポイント
胸の前で輪ゴムで小さな円をつくります。
その円にコサージュのブローチピンをつけると安定します。
輪ゴムで固定されているのでスカーフの形はくずれません。
スカーフを胸の前でリボン結びをします。
結び目にコサージュのクリップ金具をはさみこみます。
よりゴージャス感がでるのでおすすめです。
髪にコサージュをつけるとき
ヘアゴムにコサージュをつけるとヘアコサージュになります。
コサージュピンのブローチ金具にミニクリップをはさみます。そのまま髪につけると簡単に髪飾りとしてつかえます。
コサージュをお洒落に付ける方法
ステム（茎）が身体の外側に来るよう少しだけ斜めに付けるといいようです。
コサージュを付ける高さは、胸より上の鎖骨あたり付けると、綺麗に見えます。
コサージュが上に上がるにしたがって、若々しく見えます。顔のそばにもってくることによって、輪郭はハッキリして小顔効果も望めます。
顔まわりのアクセサリーの種類・色で相手が受ける印象、記憶、イメージに違いが出てきます。このポイントを意図的にコントロールし、効果的に活かしてみて下さい。
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